正のエネルギー


朝から、過去いろんな人に頂いた応援メールなどを見返していた。「力を貰いました、ありがとう」とか「がんばってください」とか、まぁありがちな内容なのだが嬉しいものだ。

よくオリンピックやなんかでほら、TVあてに応援ファックス送って、とかあるじゃん。こんなん送っても別に何も変わらんのに、と普段は思うんだけど、こうして見ると、いややっぱり変わるかもね、って思うんだよね。


日本人というのは割と悲観的な国民柄で、マイナー(短調)な曲のほうが受けが良いのよね。その傾向が端的に現れてるのがネットだと思ってるんだけど、例えば、直接ライブとかに見に来る人だとね、オレの曲も前向きで明るい曲のほうが受けがいいわけさ。でも、ネット投票とかになると、悲観的でマイナーな曲のほうが凄く点数集めたりしてね、おもしろい現象だと思った。

その話を以前音大出の知人と話したことがあったんだけど、短調の音楽は感情移入しやすいんだよね、とか言ってて、ああそうかもねえ、と。まぁクラシック音楽自体ヨーロッパ中心なんだから、あの辺もまた悲観的地域だからさw、確かにそうかもと妙に納得した。


オレもブログを数個書いてるけど、この裏ブログは毒抜きみたいな部分があって、やっぱり外面で「頑張ります!」とかばかり書いてても疲れるわけで、精神的バランスを取るために始めたんですよ。でも結局オレの資質は変わらないわけでね、昔id:ymScott氏とも話したとおり、負のエネルギー撒き散らすより、正のエネルギー出したほうがいいんじゃないか、ってなるのよね。


最初に「裏」始めた時*1はそれほど顕著じゃなかったけど、一時中断して去年復活してみると、「はてな村」っていう場所が特にそうなのかもしれないけど、負のエネルギーって凄く蔓延してるなって思って、しかもね、こないだのid:hashigotanさん*2みたいな、ある意味「センスある負w」っていうのではなくて、ただ、ダラダラと「負」、なんとなく「負」みたいな人が多くて、辟易してた部分もある。もちろんそれも真実だから「オマエラ変だ」とまでは言わないけど、そういう「村民性」なんだろね、とは思ってた。


オレもクリエーターの端くれとして、そういう村民に受けそうなマイナー曲というのは書けるだろう。前述したネットで人気の曲みたいなジャンルのヤツ。でもね。今ライブでも実際その曲取り上げてやってるんだけど、やっぱりそういうの歌うとね、自分も暗くなってくるんだよね。そして、「わかるわかる」っていう負の共感エネルギーっていうものが集まってくるのも如実に判る。

そのエネルギー浴びてると、「あーここに埋没するとまずいっ」って凄い危機感覚えるのですよ。


オレらの周りには幸い前向きな人が集まってくれて、負に埋没することはそれほどなく済んでる。それは自分自身も負に溺れないよう気をつけるようになったっていうのもあるだろう。ここで散々書いたように、オレの過去はお世辞にも明るい幼少時代とは言えなかったがね。いつまでもそれ言ってても始まらないからね。

ましてや今は、注目を浴びる立場でもあるわけだし、であれば尚更、「負」ではないよう日々気を付けて居なければならない、それが責任だと思っているよ。

*1:もう4年前ですかね

*2:前回のエントリ旧タイトル「〜無気力にさせてるか少しは考えろ」は彼女がオリジナル