じゃあ結局チラ裏文と鼻歌書いたやつがいちばん偉いのか?って話。


前に http://d.hatena.ne.jp/mrcms/20070424/1177429138 というエントリでもちょっと書いたが、流通やら入れ物やら立派に作ったから、さあ品物お願いします、って言われても、こっちとら、そう簡単にはできねえよ、とブツブツ思いつつも、これは仕事だし、プロだから、ってんで頑張って創るって話。


オレ前から思ってたんだけど、これを突き詰めてゆくとどこに辿り着くんだろ、と。


たとえば、入れ物作っても入れるものがなければ、空では困る。流通確保してもそこ走るものがなければ困る。


じゃあそれは、例えば音楽ならCDか。


だとするとさ。プレス業者さんとか印刷業者さんとかいる。しかし肝心の作品がなければ、CDに出来ないし、ジャケも創れん*1


そのCD用マスターはどうできてる?マスタリング屋さんがマスタリングしてる。では、その作品は?


楽曲をレコーディングする人が居るから録音された作品として、物として定着できてる。


でも、それをレコーディングできるのは、それを歌って演奏する人が居るからだ。そして、その演奏法を決めるアレンジャーさんが居るからだろう、と。


しかし。その演奏する人、歌う人、アレンジする人、このそれぞれの方々も、そもそも、もともとの楽曲がなければ、アレンジもできないし、演奏できないし、歌うことも出来ない。


それらすべてをアレンジャーさんが創ってしまうことも有るが、それでももともとの楽曲があるからできることだ。


んで、その楽曲ってのは、だいたいコードとメロディと歌詞で出来てるわけですが。そのうち、コードだけは省略可能。無くても良い。コードを付けるのはアレンジャーでも出来るからだ。


そうするとだな。


最低でも、メロディと歌詞が有れば曲と呼べるってことになる。


そのメロディってのは。たとえ何かに似てても、それが一瞬であれば、オリジナルですよと主張可能であり、極端な話、鼻歌でもいいんだ。


歌詞も。たとえチラ裏的言葉の羅列であっても、既存の言い回しや単語ばかりであっても、その配列方法さえ少しの工夫が有れば、オリジナルです、と主張可能。


ということでね。


世の中でいちばん偉い人は、鼻歌とチラ裏的言葉の配列を書いた人ってことになるじゃないか。


実際、その方々は著作者であり、商品になれば印税が入るよ。


たとえ、その後一生働かなくとも、音楽を辞めてしまっても、作品が流通してる限りは、印税は入り続ける。


形(CDとか)としては消えてても、どこかでカラオケで誰かに歌われたり、どこかでオンエアされたりすれば入る。


さて。


今回のインスパイア元はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/ymScott/20070827/1188225329

とそのブクマ。
はてなブックマーク - 金を取れるクオリティを作るって簡単じゃねぇよ。 - Scott’s scribble - 雑記。


なんだけど、ブクマの中で書かれているように、この理屈でいくと、本当なら水がいちばん偉いってことになりそうだが。実際は実に多くの人々の苦労とか努力とか熱意とか、そんな有形無形の協力で成り立ってるわけだよね*2


いちばん大変な仕事をしてる人たちが報われていない、というような話題で昨今盛り上がっているわけですが、音楽だってあまり変わらないような気がする。


この辺、実は、前々からずっと書きたいって思ってたことなんだけどね、なかなか筆が進まん。というか、気が進まない*3


別にオレたちは待遇や金銭の面で恵まれてるわけじゃ、まったくないけどね、少なくとも、どうやら喜んでもらえてるらしいな、というその実感が、創った当人に還元されてる、ってことだけでも少しは報われてるとは思う*4。ほんとにありがたい。


しかし、霞を食って生きてるわけじゃないからね。最低でもふりかけくらいは食わせてくださいよ、という気持ちにはなるよな。


なんだかまとまらなくなったが。


気分がよければ続き書く。


追記。
続き、になるかどうかわからないけど、とりあえず書いた

*1:音源が何も出来てないのに、レコード会社が勝手にジャケとブックレット創ってしまい、結果ロック史上最も有名な「存在しない名盤」となったのが、ビーチボーイズのスマイル

*2:やらない善よりやる偽善、って言ったっけか?つまり発想は邪だったとしても、入れもん創ってくれたアンタには感謝するよ、と褒めたい気もあるよ確かに。

*3:やっぱりさ。青臭いこと言うようだが、夢を売る商売だから。特に実名の場合とかは、よほどじゃない限り、マイナスなこととか言っちゃダメだと思うんだよね。全部受け止める覚悟あるのか?と。

*4:たとえ世界中のすべての人々にスルーされてたとしても、たった一人が「良い曲ですね♪」と言ってくれることにより、どれだけ救われるかってことだ。